毎年、6月から少しずつ埋まっていく夏の宿泊予約が、<br>  なんと、4月半ばでいっぱいに! <br> ミラクルの秘密は、18歳の息子さんの経営参加!?

2018.08.08

毎年、6月から少しずつ埋まっていく夏の宿泊予約が、
なんと、4月半ばでいっぱいに!
ミラクルの秘密は、18歳の息子さんの経営参加!?

毎年、6月から少しずつ埋まっていく夏の宿泊予約が、<br>  なんと、4月半ばでいっぱいに! <br> ミラクルの秘密は、18歳の息子さんの経営参加!?

峰の原高原ペンション ぷれじ〜る オーナー 

田隝加代子さん



ある取り組みをきっかけに、予想外の家族がマネジメントに協力。
みるみる成果を上げ、予約は倍増。
さらには、家族のコミュニケーションが増え、
一丸となって楽しみながらプロジェクトを実践し始めたーー。




そんな奇跡的な出来事が起こったのは、
長野県菅平・峰の原高原にあるペンション「ぷれじ〜る」。

田隝加代子さんが結婚を機に横浜から菅平に移り住み、
ご主人の実さんとともにオープンした「ぷれじ~る」は、
今年で24周年を迎えます。

ベーカリーのプロでもあり、
さらに星野リゾートが経営するホテルや
ブライダルの厨房で経験を積んだ実さんの提供する料理と、
音大ピアノ科卒の加代子さんが企画する音楽イベントには定評があり、
身も心も癒される、特徴あるペンションとして、
「じゃらん」や「楽天トラベル」で
18年間連続4.6以上の高評価に輝いています。

まずまず順調だった「ぷれじ〜る」に変化が訪れたのは2016年のこと。
2013年に、安曇野にできた新しいホテルから
企画・運営サポートの依頼があり、
3年間奔走した加代子さんは、
過労がたたって体調を崩してしまいます。

休養を余儀なくされた加代子さんは、
その時間にせっかくだからと
家業の経営の見直しとテコ入れを図るべく勉強を始め、
2017年に神田昌典の「ネット集客90日チャレンジ」を受講。

そこから、予想もしなかった展開が始まったのです。

「ネット集客90日チャレンジ」の効果は本当に大きかった、
と語る加代子さん。

この講座を受けてとくに良かったことは、

・動画の教材なので、都合の良い時間に、気軽に抵抗なく取り組める
・ともに受講する仲間と、Facebookなどを通じて逐次、情報を共有できる
・1人で成し遂げる必要はなく、どんどんほかの人を巻き込んでよい

の3点だと加代子さんは言います。

そして、この3点目、
加代子さんに“巻き込まれた”のが、
18歳の長男・晃(ひかる)さんでした。

「私が『できない!』と手を挙げた時、
 すぐそばにいた息子がそれに応えてくれたんです」


加代子さんと晃さんは一緒に講座の動画を見ながら、
デジタルマーケティングをひとつひとつ実行に移していきました。

「最初はできるかどうか不安でしたが、
 講座にはていねいな説明があって、
 やってみたら苦労することもなく、
 『できてしまった』んです」


と晃さん。

とくに手間取る様子もなく、
Facebookページのリニューアル、Instagram、
Googleマイビジネス、Googleアナリティクス…と、
次々に着手。

「本当にサクサクと――! 
 これまで私はひとりで頑張ってしまうタイプで、
 そのためにからだを壊したこともあったぐらいだったのですが、
 『事業主は若い世代に頼るべし!』と痛感しましたね。
 とにかく、学んでもいないのに感覚的にできてしまう
 若い子の感性には驚かされました」


と、晃さんの大活躍に加代子さんは目を細めます。

「SNSにも慣れている世代だからか、
 目線が鋭い上に、家族なので
 歯に衣着せぬ痛烈なダメ出しも多いんです。
 こんな写真じゃ、
 若い人は来たいと思わないなんて言われて……」


加代子さんが気づかなかった点をズバリと指摘されて、
身の引き締まる思いをすることもしばしばだったそう。

写真撮影には次男の晟(あきら)さんも加わり、
「お父さん、インスタ映えするパンを焼いてよ!」と、
実さんも巻き込まれて、
いつの間にか家族が一丸となって、
ネット集客プロジェクトに取り組むことに。

「おかげで家族間のコミュニケーションが、
 ものすごく良くなったんです」




そして注目すべき、マーケティングの効果はーー。

やはりデジタルツールの強みで、
そこはすぐに反応が出始め、
FacebookやInstagramに
「美味しそうなパンの写真を見て癒されました~」
「今度泊まりに行きたいです」と、
まだ面識のないお客様からの書き込みが
多く見られるように。

また、Facebookページに
「Messengerから問い合わせ」というボタンを付けたことで、
これまでは大手旅行サイト経由がほとんどだった宿泊予約が、
お客様から直接入るようになったそうです。

避暑地のペンションは、
7月下旬から8月にかけての
夏休みシーズン40日間が最盛期。

その予約を
いかに早く、確実に、獲得するか
が勝負どころです。

昨年までは6月頃から少しずつ予約が入り始め、
6月末時点で7割が埋まっている、
というのが常だったのが、
今年はなんと4月末時点で
すでに8割が埋まっているとのこと。

晃さんとともに
デジタルマーケティングを実践し始めたのが3月半ば。
4月半ばにはその結果が、
明らかな数字として表れてきたわけです。

さらに、閑散期と言われる時期への
新規お客様からの問い合わせも格段に増え、

「本当に、すごいことです!」

と加代子さんは喜びを隠せません。

実は、晃さんのデジタルマーケティング への参加には、
大きなきっかけがありました。
晃さんは、加代子さんの仕事を手伝い始める1カ月ほど前に、
長野で行われた神田昌典の「2022講演会」
学生枠で参加していたのです。

当時高校3年生だった晃さんは、
さらにそのひと月前の1月に自ら起業することを決意し、
税務署で登記してスタートさせたばかりでした。
しかし、大学合格を次々に手にする同級生たちを見ていて、
「これで本当によかったのか」と
時おり不安に思うこともあったと言います。

そんな時に参加した
神田の「 2022講演会」は、
晃さんに大きなインパクトを与えました。

ビジネスに本気でわくわく取り組み、学ぶ、
さまざまな業種の大人たちに出会い、
世界観がガラリと変わる体験をしたのです。

「いつも仕事で疲れている両親を身近に見てきたので、
 自営業には正直、良いイメージを持っていませんでした。
 でも神田さんの講演を聞いてから、事業には希望がある、
 ビジネスって面白そうだ、と180度見方が変わりました」


そして実際、家業にかかわり手応えを得たことで、

「家業の手伝いをしながらも、
 新たな自分のビジネスに挑戦し続け、
 必要なことが出てきたその時には、
 自分で稼いだお金で大学に行くもよし、
 民間の講座を受けるもよし、さまざまな方法で学べばいい」


と、考えが柔軟になり、
現役での大学進学への迷いもふっ切れたそうです。


ホームページのリニューアル、
予約受付業務の完全自動化、
LINE@の活用などなど…、
晃さんにはこれからまだまだトライしたいことがいっぱいです。

ビジネスの魅力に気づいた晃さんは、

「消えかけている日本の伝統工芸を、
 デジタルを使って広く国内外に発信することで、
 高度な技術を後世につなぐ道筋をつくれるのでは」


と夢を語ります。

伝統工芸の価値を真に理解し、
リスペクトする人たちに作品を届け、
後継者不足の解消にも寄与できるような――。

「アナログの極みのような伝統文化と、
 デジタルを結び付けることで、
 大きく可能性が広がると思うのです」


18歳とは思えない、
重みのある発言には驚かされます。

ビジョンとスキルを併せ持った
加代子さん・晃さんの二世代ペアが、
今後どのようなビジネスを展開していくのか――。
期待がふくらみます。