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2017.09.20

デジタル時代の集客が失敗する、2つの理由<後編>

デジタル時代の集客が失敗する、2つの理由<後編>

デジタル時代の集客が失敗する、
2つの理由<後編>



こんにちは、神田昌典です。

2017年も9月にはいり、
いままでバランスをうまくとりながら、
なんとか日常を保ってきた世の中が、
一気に流れ出す時流に入りました。

景気がいいから、
見えにくくなってきているけれど、
未来に伸びる会社と、未来には
廃れる会社をわけるのが、この1年。

日経MJ紙に連載中
『未来にモテるマーケティング』は、
成熟業界の会社が、ふたたび
力強い成長していくために、
どのような新しいビジネスモデルへと
シフトしたかっていう事例を
毎回、毎回、毎回取り上げているのですが、

正直、この変化のプロセスは、
どの会社も楽じゃない。
私、そうした社長さんの傍らに、
日々いますけれど、
そりゃ、みなさん、笑いながらも、
全速力で走っています。

というわけで、本日は、前回、
緊急投稿したメルマガに引きつづき、
「デジタル時代、集客の盲点」の後半を、
お届けします。


ちなみに、前半を見逃した方は、
神田昌典・公式ブログに掲載してます


では、ブレインスタータイムズ編集部の、
鈴木貴子さん!
よろしくお願いします。

(下記、インタビューへ続く)



■ デジタル・マーケティングの盲点

鈴木: ・・・前回の神田さんの問題提起 ——
“デジタルツールは、あなたの営業だけを効率化するわけじゃない”
は、本当に、盲点でした。当たり前のことが、
見えなくなっていることに愕然です。

神田: でしょ? だから、次の問いについて、
今、考えることが大事なんだ。


Q もしライバル会社が、同じデジタルツールを導入したら、
どうなります?


鈴木: 神田さんの答えは ——、
コンピュータ同士の競争になるから、
価格競争を、猛スピードで行うようになる。

デジタル広告のクリック率で競い合う状況では、
価格が下落するスピードが恐ろしく早いですから、
ほんの数週間で、価格が半分、無料にまで
落ち込むこともあるというのは、確かに、
そのとおりです。

神田: すると社員は、会社は、どうなると思う?

鈴木: ・・・・それは・・・(汗)
当然、疲れ果てますね・・・。

神田: はい、そして、
「機械」の導入で、加速する準備ができていない会社は、
分裂してしまう。バラバラになってしまうのです。

これが、会社がアクセルを踏む際の、盲点です。



■ 加速しても、バラバラにならない組織の、2つの条件

鈴木: では、デジタル化をするよりも、
アナログに留まるほうが賢いですね。

神田: まぁね。諦めちゃった会社は、
たしかに、そのほうが気楽だよね。
ただデジタルに乗り遅れる会社は、
ゆっくり衰退する道を選んだようなものだから・・・。

鈴木: では、未来に生き残りたい会社は、どうしたら?

神田: 順番があるんだ。

マーケティング・オートメーションなどの
「機械」を導入する前に、経営者が確認しておくべき、
とっても大事なことが2つある。

第1に、あなたの会社の「ビジネスモデル」が、
価格競争に陥らないように、
「独自の強み」に基づいているか?


第2に、成長を加速しても、
社員同士の結束が揺るがない、
堅固な「企業文化」があるか?


第1の「独自の強み」を見出した会社は、
未来に向けて生まれ変わる。
高齢化社会の本格化、
そしてアジア市場が爆発する時代に向けて、
大きく未来に向けて成長する礎を手に入れるんだ。

たとえば、私たちの仲間の会社を例にあげれば、
神戸の数店舗の美容室「TICK TOCK」は、
小顔カットという分野で特許を取得し、
ステップボーンカットという技術を核に、
世界展開をはじめた。

また「富士そば」は、日本そばは、
海外では受けないという常識を覆して、
台湾、フィリピン、シンガポールで成功を収めた。

こうした挑戦する会社の突破口は、
どこにあったかといえば、
自分たちでは気づかない「独自の強み」を
発見してきたからなんだ。



■ 独自の価値を探索する技術

鈴木: なるほど。「独自の強み」は、
自分では見えないのですね。
それは、なぜですか?

神田: 空気と同じように、
当たり前すぎるものは見えない。独自の強みは、
その会社にとって、空気のようなものだから、
わからないんだ。

鈴木: では、それを見出すには、
どうすればいいんですか?

神田: てっとり早い答えは、
“フューチャーマッピング”だ。

フューチャーマッピングを使った
「価値探索セッション」では、
社員みんなで、共感できる、未来に向かう、
ひとつのストーリーを描くんだね。

すると、その物語を完成させるには、
ひとりひとりの社員が能力を
発揮しなければならないわけだから、
そこに、会社全体としては、
何を“強み”としてもっているかが、
自然に浮かび上がることになるんだ。

鈴木: 社員ひとりひとりが共感できる物語を描くと、
たしかに、社員全員が能力を発揮するような
“テーマ”を、会社は掲げることになりますね。

神田: そう。そして、こうして未来に向かうテーマ、
つまり会社のビジョンが、ストーリーをとおして
明確になってくると、同時に、その会社が持つ
「企業文化」も、同時に浮かび上がってくるんだ。
なぜだか、わかる?

鈴木: ・・・社員が物語を続けるためには、
それぞれの関係を成り立たせるための、
「ルール」が必要で、それが「企業文化」
ということですか?

神田: そのとおり! 

鈴木: デジタルが加速するからこそ、
それを支えるアナログ的な組織力が
必要になるんですね。

神田: そうなんだ。私、ここ数年、
言い続けているんだけれど、
いまこそ結束力が必要なタイミングは、ない。

デジタル時代では、スピードが加速する。
加速してもバラバラにならないためには、
“宗教的なほど、結束力の高い組織”が
必要となるんだ。

鈴木: “宗教的なほど、結束力の高い組織”とは、
いま騒がれている「働き方改革」と、
逆行するかのようですね。

神田: いや、逆行しない。なぜなら、
結束力の高い組織は、社員同士の
コミュニケーションがスムーズ。
だから、無駄な仕事がなくなり、
生産性が高くなる。
逆に、バラバラの組織は、
ひとつの、新しいことすら手がけるのに永遠。

これから、会社の盛衰が、
見事にわかれる1年になるよ。

鈴木: ・・・。まだまだ、お話があると思いますが、
神田さん、次の取材が入っているそうです。
興味ある読者も多いでしょうから、
ぜひまたお話しさせてください。
緊急インタビュー、ありがとうございました。



【神田昌典の生声講義 —— 伝説をつくるビジネス・クリエイターとの対談】 

インタビューの中で、神田さんは、
“独自の強みを見出した会社は、
未来に向けて生まれ変わる”と、
言っていますが、
それがよくわかる対談があります。

子供服大手のファミリアの岡崎忠彦社長と、
神田さんの対談です。

岡崎社長は、
この老舗企業の五代目社長ですが、
社長就任してから、いままでの
「子供服の会社」という定義を、
「子供の◯◯◯をクリエイトする」
と変えたのです。

そのとたんに、英会話、
アートを教える保育事業に参入。
オムニチャンネル化を推進。
さらには体験スペースを設置。
事業領域が大きく広がったのです。

このように言葉は、
未来への突破口を開くのですね。

「子供の◯◯◯をクリエイトする」
という言葉が、未来に飛躍するビジネスを
生み出しました。
あなただったら、◯◯◯に、何を入れますか?


▼神田昌典と岡崎社長が、ビジネス成功の裏側を明かす、
生声講義『実学M.B.A』定期購読メンバーは、
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【ブレインスタータイムズ編集部より】

アルマ社内には、最近、新しい社員さんが入社しました。
チャットに投稿された、彼女の自己紹介がふるってます。
ご紹介しますね!

★★★

ゲーム会社の企画、IT会社でのデータ分析を経て、
前職では大企業向けのデジタルマーケティングの
コンサルタントをしておりました。
(特にホームページ関連の分析が得意です)

この度、縁あってアルマクリエイションズで
皆様と一緒に働かせて頂くことになりました。
1日でも早くみなさまのお役に立てるように
努力いたします。

ちなみに、趣味はゴーヤのグリーンカーテン作りと
家庭内マンガ喫茶作りです。
雑誌モーニング関連の漫画と少女漫画が好みです。
また、猫を4匹飼っており、
よくPCのキーボードを踏まれて
一生懸命作った資料を消されております。


★★★


それでは、愛あるマーケティングを目指す
“チーム・アルマクリエイションズ”を、
引き続きご贔屓のほど
よろしゅう願います。(鈴木)



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